散歩に行った公園の池の縁に沢山のネコヤナギがありました。
家の近くでは、見たことがありませんでした。
ネコヤナギは、お正月に活けるお花のあしらいに使うために
お花屋さんで買うものと思っていました。
銀鼠色の輝くような花穂がとても愛らしいです。
触ると指先の心地よくほんわかした気分になります。
子供の頃良く遊んだことを思い出しました。
花瓶に挿したネコヤナギの花穂を枝から捥ぎ取り遊んで祖母に叱られたこともありました。
赤茶色の硬い皮を割って花芽がだんだん膨らんで伸びてくる様が面白いです。
花芽の先が不思議と北の方向に伸びていくのだそうです。
別名:川柳(カワヤナギ)、狗尾柳(エノコロヤナギ)とも言うのだそうです。
川や池などの水辺に自生しているからそう呼ばれるようになったとか?
万葉集にも登場する植物です。
古くから親しまれていた植物なんですね。
山の際(ま)に 雪は降りつつ しかすがに この川楊(かわやぎ)は 萌えにけるかも
坂上郎女 (万葉集)
ネコヤナギとは、きっと猫のしっぽに見立ててつけた名前なんでしょうね。
エノコロヤナギは、犬のしっぽに喩えたのでしょうか?